
昨日までちゃんとできていたのに、急にトイレを失敗するようになった。
「どうして?」「体のどこかが悪いの?」と、不安になりますよね。
この記事では、できていた子が急に失敗するようになったときの原因と、病院に相談する目安をまとめます。
この記事でわかること
急にトイレを失敗するようになる主な原因
診断でわかる、うちの子の原因タイプ
病院に相談したほうがいいサインと、今日からできること
「覚えない」と「急にできなくなった」は別もの
まだトイレを覚えていない子と、覚えていた子が急に失敗する場合では、考えたい原因が違います。
できていた子が急に失敗するときは、「何かが変わった」サインのことが多いと言われています。
| 状況 | 考えたいこと | 参考記事 |
|---|---|---|
| 子犬で、まだ覚えていない | 教え方・タイミング・場所 | トイレを覚えない記事 |
| 生後半年〜1歳ごろに失敗が増えた | 反抗期・マーキング | この記事の「原因⑤」 |
| できていたのに、急に失敗する | 体調・環境・ストレス・トイレ自体 | この記事 |
急にトイレができなくなる主な原因
原因①:体調の変化
おしっこの回数が増えたり、我慢ができなくなったりする病気があると言われています。
膀胱や腎臓のトラブル、ホルモンの病気などが知られています。
水を飲む量やおしっこの色・回数が変わっていないか、まず見てください。
原因②:環境の変化
引っ越し、模様替え、家族が増えた、来客が多かった。
犬にとっては、こうした変化が大きなストレスになることがあります。
トイレの場所を動かしただけで、失敗が始まる子もいます。
原因③:トイレそのものへの不満
シートが汚れたまま、においが残っている、置き場所が落ち着かない。
きれい好きな子ほど、トイレを避けてほかの場所でしてしまうことがあるようです。
原因④:加齢による変化
シニア期に入ると、我慢できる時間が短くなったり、トイレまで間に合わなかったりします。
足腰が弱って、トイレの段差をまたぐのがつらい子もいます。
原因⑤:反抗期・マーキング(生後半年〜1歳ごろ)
犬の反抗期は、生後6ヶ月から1歳ごろに始まることが多いと言われています。
体は大人に近づく一方で、気持ちはまだ不安定な時期です。ホルモンの変化でマーキングが増えたり、「自分で決めたい」気持ちが出たりします。
わざと困らせているのではなく、成長の途中だと考えると少し気が楽になります。ただし、頻尿・血尿・痛がる様子があるときは、反抗期と決めつけずに病院へ相談してください。
診断:うちの子が急にトイレを失敗する原因タイプ
いちばん近いものを選んで、ボタンを押してください。
Q1. 失敗が始まる少し前に、何がありましたか?
Q2. 失敗したおしっこの様子は?
Q3. ふだんの様子で近いものは?
病院に相談したい目安|時間で見る早見表
様子を見ていいのか、すぐ相談したほうがいいのか、迷いますよね。
目安を表にしました。
あくまで目安なので、心配なときは迷わず相談してください。
| こんなとき | 目安 |
|---|---|
| おしっこが出ない・出にくそうにしている | すぐに相談 |
| 血が混じっている・色がとても濃い | その日のうちに相談 |
| 水を飲む量が明らかに増えた | 数日以内に相談 |
| 回数が増えた・少量ずつ何度もする | 数日以内に相談 |
| 寝ている間にもれている | 早めに相談 |
| 環境の変化のあとで、ほかは元気 | 1〜2週間ほど様子を見て、続くなら相談 |
受診のときは、失敗した時間・場所・回数のメモと、できればおしっこの写真があると説明しやすくなります。
急な失敗に、今日からできること
- 失敗しても叱らない。大きな声は、隠れてするきっかけになることがある
- 失敗した場所は、においを残さないようにしっかり片づける
- トイレのシートはこまめに替え、置き場所はしばらく動かさない
- 失敗の時間・場所・回数を、3日ほどメモしてみる
- シニアの子は、寝床の近くにトイレをもう1つ置く
とくに大事なのが、においのケアです。
においが残っていると、そこを「トイレ」と覚えてしまうことがあるからです。
失敗のあとのにおいは、残さないのがいちばんの近道。
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反抗期の失敗は、トイレまでの流れを「ふりだし」に戻す
反抗期で失敗が増えたときは、サークルを狭くして、子犬のころの手順に戻すのが近道です。寝起きと食後は、必ずトイレへ連れていきましょう。
やってはいけないNG対応
- 失敗の現場を見つけて、あとから叱る
- 鼻を押しつけて、失敗を教えようとする
- トイレ以外に、においを残したまま放置する
- 成功しても、何も反応しない
これらは犬を混乱させたり、トイレへの苦手意識を強めたりすることがあると言われています。失敗は淡々と片づけ、成功したときだけ大きく褒めるのが基本です。
飼い主さんも、がんばりすぎない
大きな声で叱ると、犬は「怖い」としか学べず、隠れて失敗するようになることがあります。散歩や遊びで体を動かす時間をつくると、気持ちが落ち着きやすくなります。
飼い主さんが疲れたら、掃除を少し手抜きしてもかまいません。余裕があるほうが、犬への声かけも優しくなります。
まとめ
できていたトイレが急にできなくなるのは、体調・環境・トイレ自体・年齢など、何かが変わったサインのことが多いようです。
まずは叱らずに、おしっこの様子と最近の変化を振り返ってみてください。
おしっこが出ない、血が混じるなどのときは、早めに動物病院へ相談しましょう。
読んだ先の未来
失敗を見ても、叱らずに落ち着いて原因を探せるようになります。
愛犬の小さな変化に気づける、安心な毎日が戻ってきます。
あわせて読みたい
よくある質問
犬が急にトイレを失敗するのは、病気ですか?
病気のこともありますが、環境の変化やトイレへの不満、年齢による変化など、ほかの理由も考えられます。おしっこの回数や色、飲む水の量に変化があるときは、動物病院に相談しましょう。
急にトイレを失敗したら、叱ったほうがいいですか?
叱るのはおすすめしません。叱られることで、隠れてするようになる子もいます。黙って片づけ、においを残さないことを優先しましょう。
どのくらい様子を見ていいですか?
環境の変化のあとで元気なら、1〜2週間ほど様子を見る飼い主さんが多いようです。おしっこが出ない、血が混じるなどのときは、すぐに相談してください。
反抗期のトイレ失敗は、わざとですか?
わざとではなく、成長の途中で気持ちや体が不安定になっていることが多いと言われています。
去勢・避妊をするとマーキングは減りますか?
減る傾向があるとされていますが、個体差があります。時期や必要性は獣医師に相談して決めましょう。

