
トイレの場所には行ってくれる。
なのに、シーツの端ぎりぎりでして、床にはみ出してしまう。
毎回ふき掃除をしながら、「わざとなの?」とため息が出ていませんか。
先に答えです。
はみ出しは、しつけの失敗とはかぎりません。
多くは、体とシーツの大きさが合っていない、シーツが汚れている、場所が落ち着かない、のどれかです。
この記事では、問いかけに答えていくだけで原因が分かるように並べました。
この記事でわかること
トイレの場所は覚えているのに、はみ出してしまう理由
うちの子がどれに当てはまるか、4つの問いで見分ける方法
叱らずに直すための、今日からできる手順
読んだ先の未来
朝いちばんに床をふく時間が、少しずつ減っていきます。
「また外した」とイライラせずに、愛犬のトイレを見守れるようになります。
問い1:シーツの上に、体ぜんぶが乗っていますか?
いちばん多いのが、この理由だと感じています。
犬はおしっこのとき、前足だけシーツに乗せて、後ろ足は外に出ていることがあります。
本人は「トイレでした」つもりでも、おしっこは床に落ちてしまいます。
子犬のころに用意したシーツのまま、体だけ大きくなっている場合も多いです。
おしっこの前に、くるくる回ってから向きを決める子もいます。
回るスペースが足りないと、端に寄ってしまいがちです。
目安は、犬が立って一回転しても、四本の足がシーツの中に収まる広さです。
今のシーツが足りなければ、ワイドサイズにするか、2枚を少し重ねて敷いてみてください。
――ひとこと
うちのポメラニアンも、前足だけシーツに乗せる子でした。
本人は得意げな顔で戻ってくるのに、床はびっしょり。
レギュラーからワイドに変えただけで、はみ出しが半分ほどに減りました。
叱らなくてよかった、と今でも思います。
問い2:シーツは、きれいなままですか?
犬は、汚れた場所で用を足すのをいやがることがあるとされています。
1回目のおしっこで真ん中がぬれると、2回目は乾いた端を選ぶ。
その結果、端からはみ出してしまうわけです。
とくに、きれい好きな子や、留守番が長い日は起こりやすいと感じます。
できるだけ1回ごとに替えるのが理想です。
むずかしいときは、ぬれた部分だけでも早めに取りかえてあげてください。
床にはみ出したところは、においが残らないようにしっかりふきます。
においが残ると、犬はそこを「トイレ」だと覚えてしまうことがあるからです。
問い3:トイレの場所は、落ち着ける場所ですか?
人の通り道や、玄関の近くにトイレがあると、犬はそわそわしやすいとされます。
落ち着かないまま急いでするので、狙いが定まらないこともあります。
寝床やごはんの場所に近すぎるのも、いやがる子がいるという声も聞かれます。
壁ぎわの静かな場所に移すと、ゆっくり用を足せるようになる子もいます。
オスで足を上げてする子なら、壁にかかってしまうのも「はみ出し」の一つです。
壁つきのトレーにするか、壁側にもシーツを立てておくと、掃除がぐっと楽になります。
問い4:回数や量が、急に変わっていませんか?
はみ出しと一緒に、おしっこの回数が増えた、量が少ないのに何度も行く、という変化はないでしょうか。
そんなときは、膀胱炎などの体調の変化が隠れていることもあると考えられています。
血がまじる、においが強い、している最中に痛そうにする、といった様子があれば、早めに動物病院に相談してください。
急に失敗が増えた場合の見分け方は、
犬が急にトイレができなくなったときの原因と病院の目安にまとめています。
※一般的な情報で、診断の代わりにはなりません。
心配なときは、かかりつけの先生に相談してください。
叱らずに直すなら、どこから始めますか?
はみ出したときに叱ると、犬は「おしっこをすること」自体を怒られたと感じることがあるそうです。
すると、隠れてするようになったり、がまんしたりする子もいます。
- シーツを今より大きくする(四本の足が収まる広さ)
- ぬれたら早めに替えて、いつもきれいにしておく
- はみ出した床は、においまでしっかり消す
- トイレを壁ぎわの静かな場所に移す
- シーツの上でできたら、その場ですぐにほめる
全部いっぺんにやらなくて大丈夫です。
まずはシーツの大きさと、こまめな交換の2つから試してみてください。
2〜3週間続けると、変化が見えてくることが多いと感じています。
――ひとこと
柴犬は、汚れたシーツには絶対に乗らない子でした。
仕事の日は替えられないので、朝にシーツを2枚並べて出かけるようにしました。
帰ると、ちゃんと乾いたほうを使っていて、思わず笑ってしまいました。
はみ出しても、床まで汚れないと気持ちがラクになる。
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床に落ちたおしっこのにおいは、ふいただけでは残りやすいものです。
ペットに使える消臭スプレーを1本置いておくと、同じ場所での失敗を防ぎやすくなります。
「ここはトイレじゃないよ」は、においを消して伝える。
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まとめ|はみ出しは「失敗」ではなく「合図」かもしれません
トイレの場所を覚えている子のはみ出しは、多くが環境で減らせます。
体に合った広さ、きれいなシーツ、落ち着ける場所。
この3つを見直すだけで、ぐっと楽になるはずです。
そもそもトイレの場所がなかなか覚えられない、
という段階なら犬のトイレが覚えられなくて疲れたときの向き合い方も読んでみてください。
つい叱ってしまって落ちこんだ日は、
犬を叩いてしまったときの向き合い方もどうぞ。
よくある質問
犬がトイレシーツの端でするのはなぜですか?
シーツが体に対して小さい、真ん中が汚れていて乾いた端を選んでいる、トイレの場所が落ち着かない、などが多い理由です。前足だけシーツに乗せてする子も多いので、四本の足が収まる広さになっているか確認してみてください。
はみ出したときは叱ったほうがいいですか?
叱らないほうがよいとされています。おしっこそのものを怒られたと感じて、隠れてしたり、がまんしたりすることがあるためです。だまって片づけてにおいを消し、シーツの上でできたときにほめるほうが近道です。
はみ出しが急に増えたときは病院に行くべきですか?
回数が増えた、量が少ないのに何度も行く、血がまじる、痛そうにするなどの変化があれば、膀胱炎などの可能性もあるので早めに動物病院に相談してください。
この記事は、わが家の犬たちとの経験と一般的な情報をもとにまとめています。
2026年10月30日時点の内容です。

