何度言っても分からない、大事な物を壊された、疲れていた。
思わずカッとなって、犬を叩いてしまった、怒鳴ってしまった。
あとから犬のおびえた顔を思い出して、胸が痛くなっている人もいるかもしれません。
この記事では、そんな後悔を抱えている人に向けて、これからできることをまとめました。
まず知っておきたい:体罰が犬に与える影響
叩く、大声で怒鳴るといった罰は、その場の行動を止めることはできても、しつけとしての効果は低いと言われています。
- なぜ叱られたのか分からず、恐怖だけが残る
- 人の手を怖がるようになる(撫でようとすると逃げる、噛む)
- 怖さから、かえって吠えや噛みつきが増えることがある
- 飼い主との信頼関係が崩れる
犬は、少し前にした行動と叱られたことを結びつけるのが苦手だと言われています。
「なぜ叩かれたのか」が伝わらないまま、「この人は怖い」という気持ちだけが残ってしまうことがあるそうです。
後悔しているなら、もう大丈夫な一歩を踏み出せている
叩いてしまったことを後悔しているのは、犬を大切に思っているからこそです。
大切なのは、自分を責め続けることではなく、「次はどうするか」を考えることだと言われています。
――ひとこと
柴犬が1歳くらいの頃、散歩中に何度も拾い食いをしようとして、思わず大声で怒鳴ってしまったことがありました。
柴犬はびくっとして固まり、その日はずっと私から少し離れた場所にいました。
あの顔を見て、「怖がらせても何も伝わらないんだ」と気づき、それから叱り方を見直すようになりました。
信頼関係を取り戻すためにできること
- 急に手を上げる動きをしない(撫でるときは下からゆっくり)
- 大きな声を出さず、穏やかな声で話しかける
- 犬が好きな散歩や遊びの時間を増やす
- できたことを、たくさん褒める
- 犬から近づいてくるのを待つ
時間はかかっても、穏やかな接し方を続ければ、信頼関係は少しずつ戻っていくことが多いと言われています。
手が出そうになる前に気づくサイン
感情的になる場面には、たいてい前ぶれがあります。
| 自分のサイン | できること |
|---|---|
| 疲れている、寝不足 | その日は無理にしつけをしない |
| 同じことを何度も注意している | 一度その場を離れる |
| 声が大きくなってきた | 深呼吸して、水を一杯飲む |
| 「なんで分からないの」と思う | 犬ではなく環境を変える方法を考える |
イライラしてきたら、犬をサークルに入れて、自分が別の部屋で30秒だけ落ち着くのも一つの方法です。
サークルは閉じ込めるためではなく、お互いが落ち着くための場所として使えます。
叩かずに伝えるしつけの方法
- 環境を変える:かじられたくない物は届かない所へ。拾い食いが多い道は避ける
- 別の行動を教える:飛びつく子には「おすわり」をさせて、できたら褒める
- 望ましい行動を褒める:叱るより、できたときに褒める方が覚えやすいと言われている
- 短く低い声で伝える:やめてほしいときは「ダメ」など短い言葉で、落ち着いた声で
- 無視する:要求吠えなどは、反応しないことで減ることがある
――ひとこと
拾い食いのときは、怒鳴る代わりに、落ちている物に気づいたら先に名前を呼んで、こちらを見たらおやつをあげる練習をしました。
すぐには直りませんでしたが、数か月で「落ちている物より私を見る」ことが増えていきました。
しつけに悩んだときの相談先
- ドッグトレーナー、しつけ教室
- かかりつけの動物病院(行動の相談に乗ってくれることもある)
- 自治体の動物愛護センター
一人で抱え込まず、専門家の力を借りることは恥ずかしいことではありません。
世話そのものに疲れているときは犬の世話に疲れた・飼って後悔したと感じたら、反抗期の悩みは犬の反抗期はいつまで?も読んでみてください。
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叱りすぎて後悔した経験
私も、感情的に怒ってしまったことがあります。
あとで、深く後悔しました。
愛犬は、静かにこちらを見ていました。
それ以来、怒る前に深呼吸をします。
できたことを、見つけて褒めるようにしました。
完璧な飼い主はいません。
反省して、次に活かせば大丈夫です。
よくある質問
一度叩いてしまったら、信頼関係はもう戻らない?
時間はかかっても、穏やかな接し方を続けることで少しずつ戻ることが多いと言われています。焦らず、犬のペースに合わせましょう。
感情的になりそうなときはどうすればいい?
その場を離れる、深呼吸する、水を飲むなど、自分なりのクールダウンの方法を決めておくと役立ちます。
叱ってはいけないの?
叱ること自体が悪いわけではありませんが、叩く・怒鳴るなどの強い罰は逆効果になりやすいと言われています。短い言葉で落ち着いて伝え、できたときに褒める方が伝わりやすいです。
しつけに悩んだら誰に相談すればいい?
ドッグトレーナーやしつけ教室、かかりつけの動物病院などに相談できます。早めに相談する方が、犬も飼い主も楽になります。

