犬が大きなため息をついたり、夜中にそっと様子を見に来たりすると、「どこか悪いのかな」「不安なのかな」と気になりますよね。
こんなお悩みはありませんか?
- ため息が増えて病気ではと心配
- 夜中に何度も見に来て寝不足
- お腹を見せるのが甘えなのか分からない
しぐさごとの気持ちと、病院に相談したいサインを分かりやすく解説します。
「ふぅ」と大きなため息をつく。
撫でようとしたら、ごろんとお腹を見せてくる。
夜中に目を覚ますと、ベッドのそばでこちらを見ている。
犬のこうしたしぐさには、それぞれ気持ちが表れていると言われています。
この記事では、よくある3つのしぐさの意味と、注意したいサインの見分け方をまとめました。
3つのしぐさの意味を早見表で
| しぐさ | 安心・満足のとき | 注意したいとき |
|---|---|---|
| ため息 | 伏せた状態で目を閉じながら「ふぅ」 | 目を開けたまま、落ち着きなく何度も |
| お腹を見せる | 体がやわらかく、しっぽをゆったり振る | 体がこわばる、目をそらす、耳を伏せる |
| 夜中に見に来る | 様子を確認したらすぐ戻って寝る | 何度も起きてうろうろする、鳴く |
同じしぐさでも、体の力の抜け方や表情で意味が変わると言われています。
しぐさだけで判断せず、そのときの状況や全体の様子をあわせて見ることが大切です。
犬がため息をつく理由
満足・リラックスのため息
遊んだあとや、ごはんを食べて寝床に落ち着いたときの「ふぅ」は、満足やリラックスのサインだと言われています。
伏せて目を閉じながらため息をついているなら、安心しきっている状態と考えられています。
がっかり・退屈のため息
散歩に行けると思ったのに行けなかった、構ってほしいのに相手にされないなど、期待が外れたときにもため息をつくことがあるそうです。
目を開けたまま飼い主の方を見ながらのため息は、「つまんないな」という気持ちかもしれません。
注意したいため息
何度もため息のような荒い呼吸をくり返す、落ち着きなく姿勢を変えるなどの場合は、痛みや息苦しさが隠れていることもあると言われています。
短頭種(パグ、フレンチブルドッグなど)はもともと鼻を鳴らしやすいので、いつもとの違いで判断しましょう。
――ひとこと
柴犬は、散歩から帰って水を飲み、自分のベッドに丸くなった瞬間に、決まって大きなため息をついていました。
最初は「疲れさせすぎたかな」と心配しましたが、そのあとすぐにぐっすり眠るので、「満足した」の合図なんだと分かりました。
反対に、雨で散歩に行けない日は、玄関の方を見ながら目を開けたままため息をついていて、同じため息でもこんなに違うんだと思いました。
犬がお腹を見せる理由
信頼と甘え
お腹は犬にとって急所なので、見せるのは「この人は安全」と信頼しているサインだと言われています。
撫でてほしいときに、ごろんとお腹を出して待っていることもあります。
遊びの誘い
遊んでいる最中に仰向けになるのは、「もっと遊ぼう」という誘いのこともあるそうです。
服従・不安のサイン
叱られたときや知らない犬に会ったときにお腹を見せるのは、「争う気はないよ」という意味のこともあると言われています。
体がこわばっている、目をそらす、耳を後ろに倒しているときは、無理に触らずそっとしておきましょう。
――ひとこと
ポメラニアンは、撫でてほしいときにわざわざ私の足元まで来て、ごろんと仰向けになる子でした。
ところが、動物病院の待合室でほかの大きな犬に近づかれたときも同じようにお腹を見せていて、そのときは体がカチカチに固まっていました。
同じ「お腹を見せる」でも、体のやわらかさで気持ちが全然違うんだと知りました。
犬が夜中に様子を見に来る理由
群れで暮らす習性のある犬にとって、家族の様子を確認するのは自然な行動だと言われています。
- 物音や咳に反応して、心配になって見に来る
- トイレや水を飲むために起きたついでに確認する
- 飼い主の体調がいつもと違うことを感じ取っている
- シニア期になって眠りが浅くなり、夜中に目を覚ます
――ひとこと
私が風邪で寝込んだ夜、mix犬が何度もベッドのそばに来て、じっと顔を見ていたことがありました。
朝起きると、いつもは自分のベッドで寝ているのに、私のベッドの横で丸くなっていて驚きました。
言葉は通じなくても、ちゃんと様子を見てくれているんだなと感じた出来事です。
シニア期に増える変化と病院に相談したいサイン
シニア期に入ると、夜中に何度も起きる、ため息が増えるなどの変化が見られることがあると言われています。
次のような様子があるときは、動物病院に相談しましょう。
- 夜中に何度も起きて、うろうろ歩き回る、鳴く
- ため息のような荒い呼吸が続く、咳が出る
- お腹を触られるのを急に嫌がるようになった
- 食欲や元気がない
- 昼夜が逆転している
夜の行動の変化については犬や猫の夜泣きが続く理由と対策、シニア期の変化は犬が老化のサインを見せ始めたらでもまとめています。
しぐさに気づいたときの接し方
- ため息をついてくつろいでいるときは、そっとしておく
- お腹を見せてきたら、体がリラックスしているか確認してから優しく撫でる
- 夜中に見に来たら、声をかけて安心させる程度にし、過剰に構わない
- いつもと違うと感じたら、食欲・便・歩き方などもあわせて確認する
甘えのサインは犬や猫が急にべったり甘えてくる理由、目を合わせるしぐさは犬や猫がじっと見つめてくる理由も参考にしてください。
あわせて読みたい
- 犬の分離不安のサインと対策|急に離れなくなった・留守番中に鳴き続けるときの向き合い方
- 犬の留守番は何時間まで?罪悪感を減らす過ごし方と、物を壊す・いたずらの対策
- 犬同士の多頭飼いで相性が心配なとき|見極めと慣らし方
しぐさから気持ちを読んだ経験
犬のしぐさには、気持ちが表れます。
愛犬が夜中に、様子を見にきたことがありました。
見守られているようで、うれしかったです。
ため息が増えたときは、体調も気にします。
しぐさを観察する習慣が、愛犬を守ります。
よくある質問
犬のため息は心配すべき?
寝床でくつろいでいるときのため息は、満足やリラックスのサインであることが多いと言われています。荒い呼吸が続く、落ち着きがないなどの場合は、体調不良の可能性もあるので様子を見て相談しましょう。
お腹を見せてきたら撫でてもいい?
体がやわらかく、しっぽをゆったり振っているなら撫でても大丈夫なことが多いです。体がこわばっている、目をそらしているときは、不安のサインのこともあるので無理に触らないようにしましょう。
夜中に何度も様子を見に来るのは異常?
一度確認してすぐ寝るなら自然な行動と言われています。何度も起きて歩き回る、鳴くなどの場合は、不安や体調の変化、シニア期の認知機能の変化も考えられるため、相談してみましょう。
急にお腹を見せなくなったのはなぜ?
お腹や体のどこかに痛みがあることや、環境の変化で不安を感じていることが考えられます。食欲や元気の変化もあわせて確認しましょう。

