壁や家具の高い位置に、独特なニオイの跡が……スプレー行為に悩む飼い主さんは少なくありません。
トイレの失敗とは違い、マーキングの意味合いが強い行動だと言われています。
スプレー行為とは
尻尾を立てて震わせながら、少量の尿を垂直な面に吹き付ける行動とされています。
未去勢のオス猫に多いと言われていますが、避妊済みのメス猫でも見られることがあるようです。
――ひとこと
うちはメス猫なのでスプレーの経験はありませんが、多頭飼いの友人宅では悩みの種だったそうです。
「叱る」より「原因を探る」姿勢が大事だと聞いて、対応の仕方が変わったと話していました。
スプレー行為と粗相の見分け方
粗相は水平な場所に大量の尿をすることが多く、スプレーは垂直な面に少量というのが目安とされています。
尻尾を立てて震わせる仕草が見られたら、スプレー行為の可能性が高いと言われています。
スプレー行為が起こりやすい状況
- 縄張り意識が強くなる発情期
- 多頭飼いでのライバル関係
- 新しい家族やペットを迎えた直後
- 外猫の存在を感じたとき
今日からできる対策
去勢・避妊手術によって、スプレー行為が落ち着くケースが多いと言われています。
スプレーされた場所は匂いをしっかり消すことで、同じ場所への再発を防ぎやすくなるとされています。
――ひとこと
消臭剤を使い始めてから、同じ場所を繰り返し狙われることが減ったという声もよく聞きます。
原因を一つずつ潰していく作業だと思うと、根気よく向き合えるそうです。
環境面でできる工夫
外猫の視線を遮るために、窓にカーテンや目隠しを設置するのも有効とされています。
多頭飼いの場合は、資源(トイレ・食器・寝床)を頭数分+1用意すると落ち着きやすいと言われています。
スプレー行為の原因別・対策一覧
| 原因 | 対策の一例 |
|---|---|
| 未去勢・未避妊 | 去勢・避妊手術の検討 |
| 多頭飼いのストレス | トイレ・食器を頭数分+1 |
| 外猫の存在 | 窓に目隠しを設置 |
| 環境の変化 | 安心できる隠れ場所を用意 |
複数の原因が重なっていることも多いため、一つずつ丁寧に見直すとよいと言われています。
改善しないときは動物病院へ相談を
急にスプレー行為が増えた場合、泌尿器のトラブルが隠れていることもあるため注意が必要です。
トイレ以外での粗相については猫がトイレ以外で粗相する理由の記事もあわせてご覧ください。
うちのスコティッシュフォールドは幸いスプレー行為をしたことはありませんが、多頭飼いの友人宅では去勢後に落ち着いたと聞いたことがあります。
原因を決めつけず、根気よく環境を見直していく姿勢を大切にしたいですね。
叱るより先に、トイレやストレスの原因を一つずつ確認していく姿勢を心がけています。
掃除のときは市販の消臭スプレーで匂いをしっかり断つようにしています。
スプレー対策で大切にしたい考え方
スプレー行為は、猫にとっては「ここは自分の場所」と伝える自然な行動だと言われています。
叱ってやめさせようとすると不安が強くなり、かえって回数が増えることもあるそうです。
――ひとこと
一緒に暮らしていたスコティッシュフォールドはスプレーをしない子でしたが、模様替えをした直後だけ、トイレ以外で粗相をしたことがありました。
家具の配置を少し元に戻して、猫がよくいる場所に私の使っていたタオルを置いたら、数日で落ち着きました。
においや環境の変化に敏感な猫には、「急に変えない」ことが一番の予防なんだと感じた出来事です。
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スプレーの記録で引き金を特定する
スプレー行為は、きっかけになる刺激が分かると対策が立てやすくなります。
した場所、時間帯、直前にあった出来事(外に猫が来た、来客があった、荷物が増えた)を記録してみると、共通点が見つかることがあります。
窓際や玄関に集中している場合は、外部の猫の存在が引き金になっていることが多いとされています。
家の中の特定の家具に集中している場合は、新しく持ち込んだ物のにおいが関係していることもあります。
外からの刺激を減らす工夫
外の猫が原因の場合、室内のしつけだけでは解決しにくいため、視界と動線を遮る工夫が有効とされています。
窓の下半分に目隠しシートを貼る、カーテンを閉める時間を作る、猫が外を眺める定位置を別の窓に移すといった方法があります。
庭や玄関先に餌を置かないようにする、外猫が通るルートに近づけないようにするなど、家の外側の条件を変えることも助けになります。
去勢・避妊手術で減ることが多いとされていますが、習慣化している場合は環境調整と併せて考える必要があると言われています。
よくある質問
去勢・避妊手術をすればスプレーは必ず止まる?
多くのケースで軽減されると言われていますが、完全になくなるとは限らず環境面の対策も併用するのがおすすめです。
スプレーされた場所はどう掃除すればいい?
通常の洗剤だけでは匂いが残りやすいため、ペット用の消臭剤でしっかり分解するとよいとされています。

