犬の平均寿命はのびていて、シニア期を長く一緒に過ごせるようになったと言われています。
その一方で、通院や介護にかかる費用や時間が気になる人も多いのではないでしょうか。
この記事では、犬の老後にかかる費用の目安と、今からできる備え、介護に疲れたときの頼り先をまとめました。
犬の老後にかかる費用の目安
| 項目 | 費用の目安 |
|---|---|
| 定期的な通院・薬(持病がある場合) | 月5,000〜2万円程度 |
| 健康診断(年1〜2回) | 1回1〜3万円程度 |
| 介護用品(おむつ・マット・ハーネスなど) | 月3,000〜1万円程度 |
| シニア用フード・サプリメント | 月3,000〜1万円程度 |
| 手術・入院 | 1回10〜50万円程度 |
| 介護サービス(預かり・シッター) | 1回3,000〜1万円程度 |
犬の大きさや病気によって金額は大きく変わります。
シニア期に入る7歳前後から、少しずつ医療費が増えていくことが多いと言われています。
介護が始まる前にしておきたい準備
- お金:ペット保険を見直す、または毎月ペット用に積み立てる
- 病院:往診や夜間診療に対応している病院を調べておく
- 家の環境:床に滑り止めマットを敷く、段差をなくす
- 家族の役割:誰がどの世話をするか話しておく
- 預け先:シニア犬を預かってくれるペットホテルやシッターを探しておく
保険の考え方はペット保険は必要?犬猫の医療費の目安と判断基準でまとめています。
――ひとこと
柴犬がシニアになってから、フローリングで足を滑らせることが増えました。
慌てて滑り止めのマットを敷きましたが、「もっと早く、元気なうちに敷いておけばよかった」と思いました。
急に環境を変えると戸惑う子もいるので、準備は早めがいいと感じています。
介護で負担になりやすいこと
- 夜中の鳴き声や、トイレの世話で眠れない
- 歩けなくなった犬の体を支える、寝返りを手伝う
- 食事の介助に時間がかかる
- 通院の送り迎え
- 先が見えない不安
体の負担だけでなく、気持ちの負担も大きくなりやすいと言われています。
夜間の鳴き声については犬や猫の夜泣きが続く理由と対策も参考にしてください。
負担を減らす介護グッズ
| グッズ | 役立つ場面 |
|---|---|
| 介護用ハーネス | 立ち上がりや歩行を支える。飼い主の腰の負担も減る |
| 滑り止めマット | 転倒を防ぐ |
| 床ずれ防止マット | 寝ている時間が長い子の床ずれ予防 |
| おむつ・マナーパッド | トイレに間に合わない子に |
| 食器台 | 首を下げずに食べられる |
歩き方が不安定になってきた早い段階から使い始めると、犬も慣れやすいと言われています。
介護に疲れたときに頼れる先
- 動物病院のデイケアや短期入院
- シニア犬に対応したペットシッター
- 老犬ホーム(長期で預けられる施設)
- 家族、友人、同じシニア犬を飼う仲間
一時的に預けることは、見捨てることではありません。
飼い主が倒れてしまっては、犬の世話を続けられなくなってしまいます。
――ひとこと
シニアになった柴犬の世話で、夜中に何度も起きる日が続いた時期がありました。
家族に夜の担当を1日おきに代わってもらっただけで、睡眠がとれて、昼間に穏やかな気持ちで接することができるようになりました。
「一人で完璧にやらなくていい」と思えたのが、一番の助けでした。
負担を書き出してみる
介護がつらいときは、何がどれだけ大変なのかを書き出してみるのがおすすめです。
- 夜中に何回起きているか
- 1日に何回トイレの世話をしているか
- 通院にどれくらい時間がかかっているか
書き出すと、「夜間の対応が一番つらい」など、頼むべきことがはっきりします。
家族に協力をお願いするときも、具体的に伝えやすくなります。
飼い主自身の体力とも向き合う
大型犬の介護では、体を持ち上げたり支えたりする場面が多く、飼い主の腰やひざに負担がかかると言われています。
- 犬を持ち上げるときは、ひざを曲げて腰を落とす
- 介護用ハーネスを使って、腕だけで支えない
- 自分の体調が悪い日は、無理をせず人に頼る
看取りについては犬と猫の看取り|後悔しないために元気なうちから考えておきたいことでもまとめています。
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介護とお金を考えた私の経験
ペットの老後は、他人事ではないと感じています。
年を重ねると、通院や食事の費用が増えます。
私も、将来の備えを意識し始めました。
毎月少しずつ、ペット用の貯金をしています。
いざというとき、慌てないためです。
お金の備えが、心の余裕を作ってくれます。
よくある質問
犬の老後にはどれくらい費用がかかる?
病気や大きさによって大きく違いますが、通院や介護用品で月に数千円〜数万円、手術や入院があれば数十万円かかることもあると言われています。
老後に備えて今からできることは?
ペット保険の見直しや積み立て、滑り止めマットなど家の環境づくり、頼れる病院や預け先を調べておくことがおすすめです。
介護がつらいときはどうすればいい?
一人で抱え込まず、家族や動物病院、ペットシッター、老犬ホームなどを頼りましょう。休むことも、長く介護を続けるための大切な工夫です。
介護用品はいつから準備すればいい?
歩き方が不安定になってきた頃など、老化のサインが見え始めたら少しずつ取り入れると、犬も慣れやすいと言われています。

